洋服を選ぶ際に
必ず気にする要素の一つが「サイズ」。
 
サイズ選びでは、
皆さんそれぞれにチェックする箇所があって
そこがOKなら買って良し!
と判断されていると思います。
 
なので、今日のお話の結論は
【人それぞれ】という事になります。
 
 
 
・・・。
話が終わってしまいました😂(笑)
 
確かに人それぞれで正解は無いのですが、
「どっちか迷って決められない…」という時には
良い判断材料になると思い、
今日のブログに書いてみることにしました。
 
 
 
 
パンツのサイズを見る場合は、
「ウエスト〇〇cm」というのが
最もメジャーな見分け方かと思います。
みなさんはどこを見てサイズを選ばれていますか?
 
 
 
 
もちろんウエストサイズも重要な要素なのですが、
洋服屋的目線から言った場合、
一番大事なのは「ヒップ」です。
そう、腰ではなくお尻。
正確には「お尻~太ももにかけて」のサイズ感
 
これはメンズ、レディースにかかわらず
お店としてもそういう見解を持っています。
 
パンツは上部一か所、下部が二か所の開口部といった
決まった形をしていますが、そのデザインは多様です。
 
上部一か所の開口部である腰が決まっても、
その下からのサイズが合わないと
とても着心地(はき心地)が悪くなります。
特にお尻下から太ももにかけて窮屈なパンツは、
僕の経験上でも必ず穿かなくなります(笑)
 
 
 
ヒップサイズを重視するのには、
はき心地の面だけではない理由もあります。
 
 
・お尻と太ももが快適でウエストが緩い場合
お直しでウエスト部を小さく調整することが出来ます。
また、ベルトや紐、ゴムを締めることで穿くことも
可能です。後からの調整が可能で容易です。
 
 
・ウエストがちょうどいいけど、
 お尻から太ももがちょっとキツイ場合
お尻の下から太もも周り(「ワタリ」と言います)は、
生地の縫い代が浅い場合が多く、
お直しで出せる寸法に限りがあります。
…つまり、後から大きくしにくいのです。
また、パンツの中でも最も立体的な部分なので、
ここを触ると着用時のシルエットに
影響が出る可能性があります。
 
 
・お尻が決まればスタイリングも決まる
パンツをキレイに格好良く着用するには、
お尻から裾にかけてのシルエットが重要☆彡
デザインにもよりますが、ダボダボ過ぎても
パツンパツンすぎてもカッコよく見えないですね。
 
これらの理由も合わせて、
パンツはお尻で合わせるのが吉と言っています。
 
 
※お尻が小さくウエストが大きい人は?
もちろん、こういう方もいらっしゃいます。
その場合はウエストで見て下さい。
理由は既製服全般に言える事で
「大→小、太→細」は修正可能なのですが
「小→大、細→大」はかなりの制限が生じますし
不可能な場合が多いからです。
 
余談ですが、
大きいサイズ専門ブランドのアイテムなどは、
その辺りのバランスも上手く考えて作られていますよ。
 
 
 
具体的な場面で言うと、
「このサイズにしようかな。それとも、
もう一つ上のサイズにしようかな」となった時や、
「ウエストが緩いけど、お尻から下はちょうど
いい感じ。このサイズで良いのかな?」
などと迷えるシーンに遭遇した時は、
今日のお話を思い出してみて下さい。
 
 
まぁ、その前にトーラーな我々にとっては
【丈】が合わないと腰もお尻も
あったもんじゃないのですがね😅