突然ですが、【そもそも】って面白くないですか?

日本には様々な行事や作法が存在していますが、
物心ついたころから祖父母や両親がやっているから…
と、何の疑問も待たずに行っている習慣って
ありますよね。
 
中には「意味もよく分からんし、だんだん面倒に
なってきたからもうやめようか。」と、やらなく
なってしまう事もありますが、
逆に【そもそも】の意味を知って、
「これは大切だからやり続けた方が良いね」
となることもあるかもしれません。
 
こんな風に、
現代の生活には良く分からないけど続けている
慣例とか慣習がたくさん存在しています。
始まりとは違った意味合いに変化して
続いていることも多いですね。
 
 
先日のBlogで
「本切羽」や「ポケットのフラップ」など
について書きましたが、
洋服にもたくさんの【そもそも】があります。
それを知ることで、洋服に対する愛着や、
デザインや着こなしを楽しむ心が生まれていく
ような気がしています😊
 
 
 
さて、着る物に関係する【そもそも】の一つに、
 
お正月には新しい下着を身に着ける
 
という習慣があるのをご存じですか?
私の祖父母世代が子供のころには
一般的であったと聞いています。
 
面白いことに、父は「やっていた気がする」。
母は「そんな事したことない」と言っています(笑)
 
別の30代の方に聞くと
「子供のころにやっていた」とか、
40代の方は「今も子供たちの下着は新品にしている」
と言います。
 
今でも年代や地方によっては続いているようです。
ちなみに僕は、そんな記憶は全くありません😅
 
面白いですね~✨
 
 
当店の会社は1951年の創業です。
当時のお正月前後には、
フクスケの足袋がよく売れたと聞いています。
 
昔の数え年(新年に一歳年を取る数え方)の習慣で、
新しく生まれ変わるという意味を込めて
下着を新品にする…などと聞いたことがありますが、
色々と調べてみると【そもそも】は少し違うようです。
 
正月という暦の年初は
神様をお迎えする日でもあります。
お正月になると見る「門松」も、
神様に立ち寄っていただくための
目印の意味があります。
 
ですので、お正月には新しい物を身に着けて、
新鮮で清らかな気持ちで神様をお迎えしよう
という日本らしい考え方から生まれた習慣
であることが分かりました。
 
下着以外にも、
身の回りの物は一年間大事に使い、
正月に新調するという事も、
同じ様にされていた事のようです。
 
 
エコを考える今の時代には少し合わない
行いかもしれませんが、
日本のお正月についてもう一度考えてみて、
ちょっと違った気持ちで迎えてみるのも
面白いかもしれませんね🙌
 
毎年、正月は昼間っからお酒が飲めて
幸せだなぁとしか考えていませんでした(笑)
 
 
 
おっと。
今はお正月の前にクリスマスが近づいていますね。
 
クリスマスって
【そもそも】何でしたっけね(笑)
 
 
以上、
【そもそも】にハマっているワタクシでした🤣