※本文の前に
お直しに関するコメントやお問い合せを
沢山いただいております(^^)
ありがとうございます☆彡
お問い合わせをご検討いただく前に、
まずは以下の①~③について
ご理解いただけると助かります。
この点について、
個々人様への対応に追われることが多く、
記事の冒頭に記載させて頂きました。
①
お直しはお洋服にハサミを入れる行為です。
一度作業に入ると、元の状態には戻せません。
②
お直しは技術を要するお仕事です。
お洋服そのものが安かったからと言って、
お直しの技術料が安くはなりません。
お直しに商品価格は関係なく、
値引き対応がないのが通常です。
③
当ブログ内でご紹介する内容は、いずれも
当店だけの特別な作業ではありません。
お近くのお洋服店、お直し専門店などでも
ご相談いただける内容です。
もしお近くにご相談できる所が無い場合は
お気軽にお問い合わせください(^^)
【メール設定について】
Docomo、au、SoftBankなど
キャリアメールでお問い合わせの場合
セキュリティ設定でメールの受信を拒否する
設定になっている可能性があります。
お問い合わせ頂いた内容には
2営業日以内にお返事をしておりますが、
当方よりのメールが
お届け出来ないことが多発しており
困っております(^^;
設定を変更して頂くか、
キャリアメール以外でのお問合せを
お願いいたします。
m(_ _)m
UMEYA公式ラインや、
各種SNSのメッセンジャー機能でも
個別にお問い合わせ頂けます。
そちらも併せてご利用ください。
※ここより本文です(^^)
こんにちは。兵庫県姫路市の
セレクトショップUMEYAです☆彡
既製品のお直しで
パンツ丈の次に多いのが
お袖の長さ調整です(当社比)。
短い物を長くするには
条件が限られてきますので
今回は短くすることを前提にした
お話をさせて頂きますね。
お袖の長さは、物によっては
折り返して着ていれば気にならなかったり
折り返した方が様になったりします。
とはいえ、袖、もしくは袖近くに
デザインや装飾のあるアイテムなど
折り返してしまうと変になってしまう
そんなお洋服が多いのも事実…。
折り返して着られないお洋服。
折り返して着るのはイヤ!!
そんな時は【袖丈直し】です☆彡
大きく分けて2つの方法があります。
・袖口で直す
・肩口で直す
通常は【袖口で直す】
装飾物も意外とOK!
特に複雑なデザインや
装飾が無いような物でしたら
通常は袖口で直します。
これは比較的安いコストで
仕上げる事が可能です。
しかし、
中にはデザインや装飾があって
簡単には丈上げ出来なさそう…
というものもあります。
出来ればお気に入りのまま
直したいものですよね(^^)
例えば、次の写真は
実際に作業を終えたものですが、
ほぼオリジナルデザインのまま
袖丈を7cm短く仕上げました。
パイピング(縁取り)とボタンの位置は
ほとんどオリジナルと同じ状態。
切って加工して元幅合わせ※にしています。
※袖は真っ直ぐではなく
肩から袖口に掛けて細くなっています。
5センチ以上袖丈を触る場合は、
袖口の幅を元の幅に合わせておかないと
ガバガバの袖口になってしまいます。
これを「元幅(もとはば)合わせ」と言います。
次のような場合も
一見するとお直しは不可能そうに見えますが、
先ほどとほぼ同じように、
装飾やデザインを保ったまま
袖口直しで仕上げる事が可能です。
【肩口で直す】場合は細心の注意を ※要相談
さて、袖丈を袖口でお直しするのに対して、
色々と難しいのは【肩口で直す】場合です。
例えばこんなお袖。
袖口にはレースデザインがあって
部分的にカットすることが出来ません。
この場合は、肩の付け根から外して
上の方を短くカットします。
ただし、袖の付け根(肩口orアームホール)や
袖の筒幅も調整しながらの加工となるので、
少々お値段が掛かってしまいます。
また、この方法は少なからず
着心地(脇周り)に影響してきます。
肩口は数mm違うだけで
着心地が全く変わります。
経験上、肩口で触る袖丈の変更は
MAXで3cmまで。
それ以上は脇周りが窮屈で
着ていられなくなると思います。
3cmでも際どいかも…。
本当に安全なのは2cm以下。
2cmと言えば本当に少しの差。
それだけの拘りがあるお直し
であれば良いですが・・・(^^;
この様に、肩口での直しには
デメリットがあることも
知っておいてください。
最も注意したいのはスーツなどのジャケット袖
最も注意したいのは
スーツのジャケットなどに多い
【本切羽(ほんせっぱ)】(本開き)
という袖です。
基本的に、肩口でしか直せません。
どうしても…という場合は、
開き部分を閉じて
ボタンホールもダミーにする。
見た目だけ本切羽の【開き見せ】
という仕上げにする。
これならば袖口でのお直しが可能です。
ですが!
ボタンホールがある場合は穴の跡が残ります。
ボタン用の穴が無くても
ホールに似せた飾り刺繍がある場合は
その跡が残ります。
・・・と、
見栄えに影響が出ます。
色々と注意が必要となりますので
どうしても…とお考えの方は
安心してご相談できるお店に
お問い合わせください。
肩口直し、本切羽のお直しについて
更に詳しく知りたい方は
下記リンクの記事も合わせてご覧ください(^^)
製品の状態や仕上げの内容によって
出来る事と出来ない事が発生すると同時に、
コスト面にも大きな違いが生じるという事を
知っておいてください。
今回色々と書かせてもらった一番の理由
まとまりのない記事でしたが
一言に【袖丈直し】と言っても
様々な方法がある事が少しでも
お分かりいただけましたでしょうか。
袖丈直しには色々なパターンがあって、
受ける側は分かっていても
お直しを依頼する側にそれが伝わらず
金額面や仕上がり面での
トラブルに発展しやすいのです。
どうしてもデザインや
雰囲気を壊したくない場合と、
ちょっと気になる部分だけを
誤魔化したい程度な場合と、
それぞれあると思います。
相談なしに受けてしまう方に
問題があるとは思いますが、
受けたからには
キレイに仕上げようと考えるのが仕事人!
ですので、
どういう風に仕上がれば満足なのかは
必ず相手に伝えて相談しながら
お話を進めて頂ければ良いかなと
その様に思います(^^
弊店店頭での袖丈を調整したい理由として、
欲しい服のサイズ感は合っているのに
袖丈が合わない…。
痩せたと同時に
袖丈が長くなってしまった…。
といった場合が多いように思います。
上手く袖丈直しが出来れば
安心して商品を選んだり、
お気に入りを長く着続けたりできますね♪
最後に、当店での作業内容やお直し代を
参考までにまとめておきます。
・袖丈直し(薄手・裏なし) ¥900~
・袖丈直し(パイピング仕上げ・厚手・裏なし) ¥2,200~
・袖丈直し(肩口直し・厚手・裏なし) ¥3,100~
・袖丈直し(開き見せ・薄手・裏なし) ¥1,900~
※上記は弊店でお買上げの商品限定の価格です。
他店様商品についても同等でお受けしますが
万が一の不具合が発生した場合の事もあります。
諸々含めて先ずは店頭までご相談ください!
【重要なお知らせ】
ダウン製品については特殊な加工となるため
専門業者様に依頼する必要があり、
弊店ではお受けできない場合があります。
「中綿(なかわた)」製品はご相談可能です♪
お洋服のちょい直し、ちょいリフォーム
お洋服のお直しは意外と気軽に頼めます。
※現物を前に相談することが前提です。
新しいお洋服も魅力的ですが
気に入ったお洋服を末永く
そんな風にお考えの場合には
最適な作業でもありますね(^^
他にもこんな記事がございます
↓ ↓ ↓
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