オレオって黒いクッキーがあります。
自分が小学生の頃、友達の家でファミコンしてたら、
おやつの時間におばちゃんが出してくれた…的な思い出が濃いお菓子です。
少し苦いけど旨い。牛乳に合う…みたいな(笑)
そんなオレオに関連して、今年の2月くらいにこんなニュースが流れていました。
近年ではアパレル業界でも「バーバリー」の話がありました。
何処でも似たような話があるものです。
少し事情は違いますが、僕たちの様なお店でもある話です。
例えば、【A社】の【abc】という商品があったとします。
【A社】は企画、生産管理を得意としますが、規模が小さいので販売力で劣ります。
そこで、私たちの様なお店が何件も何件も取り扱うことで、販売数が伸びていきます。
順調に業績が伸びて来た【A社】は、知名度も販売数も伸びて来た【abc】について
他社で売ってもらうよりも自分たちで売った方が効率が良いという事を考えます。
そこで、【abc】については【A社】が独自に販売するので、
今後もう他社には【abc】の商品は扱わせませんよ。
…という様な、まぁ限りなくシンプルに省略した説明ですが、
こんな事は山ほど経験してきました。
色々と思いや考えも巡るとは思いますが、僕的にこれは『アリ』だと考えています。
そこに対して、「今までたくさん売ってやったのに」とか「非情だ」、「弱者切り捨て」、
「自分たちの事しか考えない」…などなど、色々な意見もあるようですが
そもそもにその商材に頼って商売をしてきたわけですから、
真の自分たちの力ではないと僕は考えるのです。
ウチの会社もそうです。
一時期は沢山のブランド商材を扱い、その力を借りて成長させてもらいました。
でも、それら全ては直販化のため、契約変更の為(一部は時代と共に消えて…)に
今では何一つ自分たちが扱える商材ではありません。
自社開発、自社製造商材の話ならば別ですが、他社さんから仕入れていた商材が無くなったので
商売が出来なくなりました…
ということは、お客様にとって必要なのは商材であって、我々では無かったという事です。
「物を売る」という事に限りですが、商材はあくまでツールであって、
そこに会社の全てを掛けるのは、色々な経験を踏まえて思いますが非常に怖い事です。
どんなお客様に何を感じてほしいのかという概念が主軸に無いと
物売りなんて仕事は長く続けられないように思います。
とは言いながら、
商材や値段で動くお客様を真のお客様と考える人もいらっしゃると思います。
「物を売る」という事に正解はないのでしょうが、長く続けようと思えば思うほど
何を考えて物を売るかは非常に大事だと感じます。
さて、話は冒頭に戻ってオレオですが、
ちょっと久々に食べてみようかなと買ってきました。
…んが!!
オレオっぽいけど、オレオちゃうやん!
すっかり見た目に騙された(笑)
味も似てるし、な~んにも考えずに食べつつスタッフに「オレオってね…」みたいに話してたら
スタッフ「コレ…オレオじゃないですよ(笑)」
僕「え~~~~~~!! ちゃうんや!」←てか、よく見てから買いなさいって話
なんか、残念な気分…。
これも物の売り方か(笑)
「物を売る」って奥深くて面白いですね!
しかし、紛らわしいやり方はアカンと思う。うん(^^;
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