こんにちは。
最近左ひざが痛くてしょうがない、姫路の婦人服専門店UMEYA専務の梅田です。
そして寒い中を4日間、売れないジェラート販売で身ではなく心を削り密かに弱り気味(笑)
いや、味は最高なんですよ!気温が低いだけです。あと、売りベタやから…( ̄^ ̄;
と、そんなどうでもいい事は置いておいて…。
少し前に参加させてもらった勉強会で、
【コミュニケーションは質より量】
という話がありました。
つまり、良好な人間関係を築こうと思えば
質ではなく量に拘るべし!という事です。
そうかもね…と思いつつ、
心のどこかでは「いや、質の方が大事でしょう」と思う自分が居ました。
というのも仕事がら、よくお会いするお客様は良いのですが
たまにしかお会い出来ないお客様や
初めてお会いしたお客様と次にいつ会えるのかを考えた時に
出来るだけ短時間で質の良い会話をしなければと、日々プレッシャーを感じると共に、
接客に関する多くの本や資料にもそう書いてあります(^^;
そんなモヤモヤした最中の先日
数年前に退職したベテランスタッフから新任のスタッフへと引き継がれた
長年の顧客様がいらっしゃいました。
このお客様は、長年のお付き合いの中で築き上げた阿吽の呼吸で
当店の事を気に入って下さっており、情報は引き継いだものの
人間の「感性」という部分では、どうしても継ぎきれないものがあります。
歯車が嚙み合いにくくなり、徐々に足が遠退いていました。
そんな中でもご案内は出し続け…。
年に数回が2回になり、1回になりと来店頻度は減りますが、
期間が空いてもお会いする回数は2回目、3回目…と増していくわけです。
ご来店の度に怪訝な表情をされつつも、担当のスタッフは心めげずに
お客様の事を聞き出そうと何度も何度もアタックし、そうこうしている内に、
ついにお客様が思っているような商品をササッと一点、たった一点ですが
ご提案することが出来ました!!
そこからはもう”せき”を切ったように会話が弾み、横から見ていても分かるくらい
お客様の顔が明るく晴れやかになっていきました。
後から聞いたら、スタッフも「今日で心が通じた!」と実感したそうです☆彡
これを見て、先ずは毎回接客後に挫けそうになりながら弱音をこぼしつつも
最後まであきらめなかったスタッフを誇りに思いますし、
何よりご来店を止めずに年に1回でも足を運んでくださったお客様に、
本当に心から感謝しています。
さて、こんな事例を目の当たりにすると、やっぱり言われたように
【コミュニケーション(=人間関係)は質より量】
なんだなと確信させられました。
口で言うのは簡単ですし、理論上はもっと合理的な方法もあるのかもしれませんが、
人間には「心」がありますからね。「忙しい」とはよく言ったもので、
僕も完全な頭でっかちで「心」を「亡くす」人間になるところでした。
印象に残る「態度や表情」以外、会話の中身なんてそ~んなに気にしなくても良いのかなと、
そんな風にも思えました。
質より量と、
どれだけ諦めずに相手の事を想えるか
ちょっと付け足すならこんな感じなんですかね。
考え過ぎた言葉ほど、不自然で裏がありそうなものはありませんよね(笑)
結局、よく来て下さるお客様に対してもそうで、
なにも質の高い応対が出来ているからよく来て下さるのではなくて、
回数を重ねるから関係性が高まっているんだなと、何を当たり前のことを今更(笑)
当たり前のことを当たり前として捉えるのは中々難しい(^^;
アラフォーおっさん。
まだまだ日々勉強中です!
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