お店の所在地でもある兵庫県姫路市ですが、
この辺の地域を総じて「播磨地域」と呼びます。
播磨地域では、
10月になると各地でお祭りが盛んに行われます。
全国的には【灘のけんか祭り】が有名でしょうか(^^)
今年はご縁あって、迫力の様子を近くで眺める事が出来る
桟敷席にご招待いただきました。
屋台を担ぐお祭りには何度か参加していますが、
やはりけんか祭りは雰囲気と人の多さが桁違いですね!
とても勇壮なお祭りでした。
そして、11月になるといよいよお祭りは最後を迎えます。
姫路には総社(そうしゃ)と呼ばれる神社が
姫路城のすぐ近くにあります。
正式には射楯兵主神社(いたてひょうずじんじゃ)と言います。
ウチのお店はその氏子地区で、
近隣地域の様な屋台を担ぎ上げての賑やかなお祭りではなく
【霜月大祭】といって
播磨国(東は垂水、西は赤穂)16郡の大小明神174座の神々を
合わせ祀ったことを記念して斎行されるようになった、
播磨地方の秋祭りの最後を飾る大祭があります。
総社境内でのお祭りのほか、
近隣の氏子地区では子供たちが台車のついた神輿を引きながら
町内を練り歩く、そんなお祭りがこの地方の秋祭りの
締めくくりとしてあります。
前置きはこの辺にして、
その霜月大祭では、地域の神輿の先頭を歩く天狗がいます。
猿田彦(さるたひこ)というのですが、
そのお役目に何と当たってしまいました…。
「なんでやねん」が本音ではありますが、
まぁ当たってしまったものは仕方がない。
頑張りましょう( ̄▽ ̄)
祭りに先立ち、汚れ切った体を浄める必要があります(笑)
・・・というわけで、
姫路市の南西部にある、白浜という海岸です。
11月13日… 激寒でした。
しかし、とても厳かな雰囲気です。
で、
これ一丁になります(/ω\)
集団心理とは恐ろしく、一人ではとても恥ずかしいですが
寄らばみな兄妹(笑)
そしてお祈りを終えた後は、いざ海へ!!
…ですが、最初の写真でお気づきの方もいらっしゃるでしょう。
そう。
この時、目いっぱいの引き潮。
浜から海までが遠い…(笑)
随分と歩いてやっと水があるところへ。
スマホのズームでは限界を超えました。
そしてずぶ濡れのまま冷たい風に晒されて
また歩いて帰ってくるという(笑)
体も浄まりました(?)ので
最終日の16日、いよいよ猿田彦の出番です。
着付けの最中。
天狗が誰かは分かってはいけないらしく、
元来は関係者以外は入れないらしいのですが
かなりオープンな感じで。
時代に合ってて良いですね。
ひょっこり天狗(謎)も登場。
そして、いざ出陣!(違)
下駄を履いたら、多分2メートル超えました。
練り歩く最中、子供に人気なのでコッソリと手を振っていたら
三輪車に乗った可愛い女の子を泣かせてしまいました。
天狗さん、ガックリ。。。
昔から遠目に眺めていましたが、
いきなり中に入って参加という事で少々ドギマギしました。
でも、地域の皆さんもとてもフレンドリーで
正直に言って楽しかったです。
しかし、歩くスピードが遅いは視界はほとんど無いわで
結構疲れます…。
来年は別の方にやって頂きたい。
というわけで、
デカ天狗、任務完了です!
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