今年の夏あたりから、メンズの事をちょこちょこと書いています。
引き続き進行中ではありますが、
モノ作りというのは中々難しいですね(^^;
普段、僕たちは出来上がった商品に対して
「あ~でもない、こ~でもない」
と言いながら品定めをしているわけです。
自社のオリジナル商品といっても
実際には何かのベースがあったりしますので、
何かしらのパクリ㊙要素を用いて作っているわけですから
本当の意味で商品を1から考えて作るという事はしていません。
ですので、このメンズ企画の話を進めていくなかでは
商品を生み出すというのはこんなにも大変なのかと感じています。
特に、洋服を製品として形にするというのは本当に大変。
普段から洋服屋をやっている人間でさえも
その大変さに気付く事はなかなか出来ません。
さて、前置きはこの位にしておいてと。
前回から数回の仕様変更を入れつつ
出来上がったサンプルの試着を繰り返しながら
検証を積み重ねている段階です。
僕の場合は、特に【荒い】扱い方で検証を続けています。
ニット製品なのですが、敢えて家の洗濯機で水洗い。
ネットにも入れず、他の洗濯物と一緒に回す。
そして、吊り干し。
…などなど。
通算で2ヶ月ほど。
毎日着用(寝巻などとして)して
2日に一度洗うなどと、かなりハードに使用しています。
その位の扱いをしてどのような影響があるのかというのを
見ています(^^)
その様に、色々な扱い方をしてはサンプルを持ちより
それぞれの検証を照らし合わせながら、最終の仕様や
取扱い方法についての決定を下そうとしている段階です。
糸の撚り方一つで製品が歪んだりします。
繊維を扱う会社、開発する会社。
繊維を糸にする会社。
生地を作る会社。
色を染める会社。
服を縫う会社、編む会社。
デザインを形にする以前にも
これだけの会社や人が係わっているんですね。
もちろん、もっと合理的にスピーディーに物を作る方法は
幾らでもあります。
でも…
あえて地道に、あえて泥臭く。
少数派でも心に深く響くような
そんな仕事がしたいという想いで始めたことですから(^^)
順調にいけば、4月頃に販売できる予定です。
またお知らせいたします♪
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