兵庫県姫路市で大きなサイズまでの婦人服専門店UMEYA
【着てキレイに見える】がコンセプトのセレクトショップ
歩く灯台のウメセンこと専務の梅田です( ̄▽ ̄)ノ
洋服屋なのに着る服に困る、大きいサイズなアラフォー男です。
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます(^^
いい加減、春の商品のご紹介をしなければ…と思いつつ、
サイトの更新も滞っております…。
大好きな言い訳(笑)をすると、
百貨店のイベントやら棚卸やら…
そして秋の商材の手配やら…と、やる事が山盛り。
そのくせ、当の本人は更にこんな所へも行っておりました。
はい。
素材についてのお勉強です。
丸一日、会議室に缶詰めでしたが、ひじょ~~~~に勉強になりました。
今までちゃんと商品説明できてた?
というのもワタクシ、
全くの異業種からこの仕事にやってきまして12年。
未だに不思議な業界だな~と思うのが、
扱う物についての基礎知識を大して勉強しなくても
それなりに仕事が出来てしまうというか、
物が何であるかを良く理解していない者同士で
売り買いが成立してしまうという・・・
いや、ホントに(^^;;;
製造現場やアパレルメーカーさんなんかであれば
新入社員の頃に社員教育の一環で
こういう事も勉強されるんでしょうけど
(勝手にそう思っていますが)
特にこんな街の個店なんてやっていると
これはね、こういう物なのよ…で完結してしまい、
ちゃんと基礎を学ぶ場所って中々出合わないんです。
それこそ、基礎知識の本を買いあさって読みましたが
文字だけではスッと入って来ません。
(個人能力の低さ?)
そこで、仕入れをしながら取引先さまに教えて頂くのが常でしたが
実際の所は基礎が無いので、教えてもらっても5割ほどしか理解できない。
でも、商品はちゃんとしたメーカーさんから仕入れているので
大丈夫だろう!で成り立ってしまう(^^;
そしてここ2年くらいは工場さんと話す機会が増えたのですが
更に良く分からない。伝わらない。
こりゃぁ参ったなぁ~…と思っていた矢先に出会ったのが
この勉強会でした。
見て触って、なるほど納得!
勿論、
服地には「織り」と「編み」がある…や
天然繊維に合成繊維など糸には種類と特徴がある…など
既に知っている話もたくさんありましたが、
服地組織やその特徴については目から鱗がいっぱい!
ルーペを使って講義を受けたので、分かり易い!
オックスフォードがなぜ涼しいか。
「いや、オックスフォードだからでしょ」…だったのが、
今では具体的に説明できます(笑)
デシン、シフォン、ちりめん…
生地の組成が分かれば価格差や着心地も納得できます。
また、なぜ化学繊維が生み出されたのかの話も分かり易く
天然繊維と比較しながら、現代の進んだ技術についても知る事が出来ました。
問題はね、それをどうお客様に伝えるか。
更に、お客様にとってのオーバークオリティであっては意味が無い。
この辺りは小売店としてしっかり考えないといけないところです。
あ。メーカーさんにも一緒に考えて欲しい(望)
以下、分かる人には分かる内容が書かれた写真ですが、
服地選びとコストの関係についても話は及び、
知らなければ下級素材を上級素材と偽られるような問題も
実際に起こっていると聞きました。
知らないって怖いですね。
今回の話の中で最も悲しいなぁと思ったのは、
日本の物づくりが消滅し掛かっている事。(繊維業界)
僕は勿論、皆さんが思っている以上に深刻です。はい。
どうでも良いけど「へぇ~♪」と思ったのは、
【ジャージ】と言えばスポーツウエアを想像しますが、
元来ジャージとは服地編物の総称だそうです。
昔の服地編物の代表と言えば「靴下」。
それをスペイン語では「メディアス」と言い、
またポルトガル語では「メイアス」というそうで、
それが訛って「メリヤス」になったと。
なので、編地を扱う企業さんに「~メリヤス」
という名前が多いんですね。
漢字では当て字で「莫大小(=大小なしの意)」と書くそうです。
てか、「めりやす」と打って変換したら出た!(驚)
…なるほど。伸び縮みしますもんね!
いままで「メリヤスって何よ?」って思っていた
喉の奥に刺さっていた忘れるくらいの小骨が取れた気がしました(笑)
トータル9時間の講義でした
そんなものをここでは詳しく書ききれませんから
「行ってきました」程度の内容しか書けませんでしたが
もうね、9時間ぶっ通しで本当に楽しかったです!
これ、多分仕事に就く前に受けていたら
全体の7/9は寝ていたでしょう(笑)
僕の好きな【空腹理論】で
おなかが空いているからムチャクチャ美味しかったんだと思います。
にしても、いかに今までいい加減だったか…。
いや、今でもまだまだいい加減かもしれません。
けれど、【着てキレイに見える服が見つかる店】をやる以上、
日々勉強、日々努力で死ぬまでやっていきますよ!
…というわけで、どこかにいい加減な事を書いてたら
ビシバシとツッコミを入れてやってくださいね。
宜しくお願い致します。
4