兵庫県姫路市で大きなサイズまでの婦人服専門店UMEYA

【着てキレイに見える】がコンセプトのセレクトショップ

歩く灯台のウメセンこと専務の梅田です( ̄▽ ̄)ノ

洋服屋なのに着る服に困る、大きいサイズなアラフォー男です。

 


 

昨日の事ですが、西日本豪雨で被害の酷かった地域の一つ

岡山県倉敷市真備町の「災害ボランティア」に参加してきました。

 

以前に勤めていた会社の配属先が岡山で、

暫くのあいだ岡山市の庭瀬と言うところに住んでいたこともあり、

真備の方も何度も通った事があります。

何か他人事ではない気がしていたここ最近…

 

災害から1週間ほどが経ち、

岡山県外の人のボランティアの受付も始まったとかで、

先ずは僕の友人が参加していました。

 

そして昨日、その友人がもう一度参加するという事で

僕も一緒に参加してきたという次第です。

 

 

到着と共に、ボランティアセンター受付会場となっている

学校の体育館内に入ります。

朝から大勢のボランティア希望者の方がいらっしゃっていました。

受付を済ませると、注意説明が始まります。

 

 

絶対に無理をしないように。

自信のない人はここで参加を諦めるように。

被災者の方への配慮を忘れないように。

 

…当たり前ですが、大切な事を再確認です。

5人一組のグループに分かれ、

真備町のサテライトまでバスで移動です。

 

 

コチラが真備町のサテライト。

ここへボランティア参加者が集合します。

被災者の方で、ボランティア受け入れ希望の登録も行われています。

この場で両者のマッチングを行い、

各ご家庭に直接送迎されるという流れです。

 

 

作業道具、そして救援物資など、今のところ「物」は

十分に揃っている感じです。

 

道具こそお借りしましたが、

飲食関係では少しでも負担になるまいと

その他必要な物と一緒にクーラーボックスに詰めて持参しました。

今回持参したものは後で簡単にまとめたいと思います。

どうしても足りなければ、サテライトの方で準備が揃っています。

 

 

 

今回は二軒のお手伝いをさせて頂きました。

 

一軒目は、重機が入れない場所のお宅でした。

家の入口付近に積もってしまった

流されてきた泥を撤去するというもの。

 

 

分かる人にしか伝わりませんが、

田んぼの泥のように水分を含んで粘度状になり

一部は固まってしまっています。

桑で掘り返しながらスコップで土嚢に詰めて

処分先まで手押し車で運びます。

お住まいは老夫婦と女性がお一人。

なかなか3人だけで出来る作業ではありません…。

 

 

二軒目は、全没してしまったお宅の床掃除でした。

こちらはお爺さんがお一人でお住まいですが、

お一人では大変な作業です。

 

 

猛烈な炎天下の中、

20分活動しては10~15分休むといった感じ。

初めは余裕ですが、2回目に休憩する頃には

体に熱がこもって突然疲労感が増してきます…。

熱中症には要注意です。

冷水を頭に垂らしたりしながら休みます。

 

 

休憩中に、現地の方のお話もたくさん聞かせて頂きました。

特に今までに大きな災害の無かった地域では、

「まさか」が命取りになる。

これは様々な災害の度に

各地の被災者の方が仰るお言葉ですが、

実際の所、起きないと分からないのが現実と言われていました。

 

お一人の話は…

大雨で家の前の道に水が流れるくらいは何度か経験していた。

それを見てちょっと多いなとは思ったが、また家に戻った。

暫くして、近隣が慌ただしくなり、もう一度外に出てみると

もう膝のあたりまで水が来ている。

急いで高台に向かうも、その道中で既に水は胸の辺りにまで。

何とかして屋根の上に上り、

翌朝に自衛隊のボートに助けてもらった。

…と言う話でした。

 

二軒隣の方は逃げ遅れてお亡くなりになり、

隣の地区では10人の方が亡くなられたそうです。

 

 

ニュースの映像や写真では見えないもの

感じられないものが現場にはあります。

途方に暮れてしまいそうな状態でも、

「何とかしてここに住まんとおえんのや(あかんのや)」

というお言葉には、胸が締め付けられそうでした。

 

とは言え、自分に何か出来るわけではありません。

こうやって少しでも出来る事でお手伝いして

一日も早い復興を願うしかないんですよね…。

 

一回で全て片付くわけではありません。

昨日の途中で終わった作業を、

今日に参加されているボランティアの皆さんが

引き続き頑張って下さっている。

こういう事が数珠つなぎになって、

少しずつ少しずつ前に進むのかなと。

 

短期ではなく、長い支援が必要ですね。

僕自身も、またお手伝いに行けたらと思っています。

 

 

 

町中のいたる所がこの様な景色です。

空き地や線路の高架下は延々と瓦礫の山。

当分の間、町は元通りになりそうにありません。

 

 

物資よりも人の手が足りない…と言うのが生の声でした。

 

 

以下、個人的な考えですが

こういう活動は、

「やるが善、やらざるが悪」

というものではないと思います。

出来る人が出来る事だけをやる。

そして、無理は絶対にしない。

これが鉄則だと思います。

 

復興を祈るだけでも十分に支援活動だと思います。

 

けれど、もしも

「行こうと思っているけれど、どうすれば…」

と思っている方があれば

この記事を見て行動に移してみてください。

 

 

まずは、倉敷市のボランティアセンターの情報です。

https://peraichi.com/landing_pages/view/kuravol

 

また、お住まいの地域の役所を通して

【災害派遣等従事車両証明書】

というものも取得できます。

高速道路代が免除されます。

 

また、備えとして

【ボランティア活動保険】

への加入もオススメします。

 

 

最後に、今回の服装と所持品、その他です。

(写真があればよかったですが、撮り忘れました…。)

 

【服装】

・日除け帽子

・サングラス(防塵グラス)

・マスク(出来れば防塵)

・首巻タオル

・長袖

・長ズボン
(強度の事も考えてデニムで行きました)

・ゴム長靴(靴下二重履き)

・突き刺しにも強いゴム手袋

 

【使った持ち物】

・クーラーボックス

・水を入れて凍らせた2Lペットボトル

(保冷と暑さを和らげるための冷水用)

・スポーツドリンク2L(完飲)

・お茶2リットル(200ml程しか飲まず)

・経口補水液500ml(使わず)

・目薬(コンタクトの人は必須)

・食事(おにぎり数個程度が良いかと)

・塩飴(1袋で十分)

※真夏の9:30頃~14:00頃の時間で使用したものです

 

【その他】

・戻って来てからの着替え(靴)

(車の場合は車内に置いておくでOK)

・各種の消毒はボランティアセンターでやって頂けます。

・朝早くても、朝食はしっかりと摂っておくこと。

 

 

また気が付けば追記します。

 

 

最後に、改めて被災者の皆さまへ。

一日も早く復興がなされます様にお祈りしております。