どうも。ダウン大好き男、ウメセンです。
やっとダウンが使える季節になってきました♡
さて、そんな今日この頃ですが、
先日に溜まった業界新聞をまとめ読みしていると、こんな記事を見つけました。
グリーンダウンプロジェクト
この「グリーンダウンプロジェクト」について…
すみません。ダウン大好き男とか自称しておきながら
全く知りませんでした(恥)
布団やアパレルなどのダウン製品から羽毛を回収して
再度製品素材にして使おうという取り組みだそうです。
しかも、リサイクルされるダウンは
新品の製品に使われるダウンよりも清潔に洗浄されるようです。
羽毛は使用の段階でお互いが擦れ合う中に洗浄効果があり、
そこで出た不純物を更に洗浄するのでよりキレイなる…と、
プロジェクトのオフィシャルサイト内にありました。
引用元:http://www.gdp.or.jp/wash/
製品ではなく素材をリサイクルするという事
ダウンは、雁、ガチョウ、アヒル、鴨などの鳥類から採取する物です。
だから、それをリサイクルする事にはとても価値があります。
「製品のリサイクル」は昔も今も数多く展開されていますよね。
しかし、実際のところ製品リサイクルが上手く回っているかどうかは疑問です。
なぜその様に思うのかというと、これはアパレル業界の話に限りますが
以前に見たドキュメンタリー映画【ザ・トゥルー・コスト 】の中で出てきた、
あるシーンがあまりにも衝撃的だったからです。
衣料品のゴミの山…(実際の画像です)
出典:https://www.cnbc.com/2015/05/29/the-true-cost-attacks-the-business-of-fast-fashion.html
店頭や街中の施設などで下取り(回収)された衣料品やの多くは、
発展途上国や施設などに贈呈される事が多いです。
しかし、実はその多くが再利用されることなく
最終的には貧しい国へのシワ寄せとなり
同じ様なゴミの山に向かう…
という現実が映画の中でも語られており、
これは本当にショッキングでした。
食料の大量廃棄は大きな問題だと思っていました。
何が何が!
衣料品業界の方がもっと大きな問題です。
衣類の多くは腐らずに、放置すれば水を汚染し
有毒ガスを発生します。
大量生産による「作り過ぎ」もまた大問題です。
例えば、2018年度上期の衣料品需給バランスについて
29億点超の供給に対して消費は13億5200万点ほど
つまり、売れ残りは約15億5000万点。
これは日本国内だけの話…。恐ろしい数字です。
※数値の引用元:http://shogyokai.jp/articles/-/1077
リサイクルするよりも前に、大量の在庫が…
いや、この辺にしましょう。
ちょっと話が脱線しすぎてしまいました(^^;
要するに、現実には製品のままの再利用には限界がある・・・
というのが、少ない情報からでも垣間見える事を伝えたかったんです。
素材の再利用を考える事はモノ作りを考える事
素材であれば、需要に合わせて違う形(製品)に加工できます。
そこには仕事もある。
もちろん、無駄な大量生産をしていては元の木阿弥ですが、
でも、とてもいい循環になりそうだと思いませんか?
僕はとても素敵だなと思います。
素材のリサイクルがもっと広く行われるようになれば良いなと
そう思うと同時に、例えばダウンのリサイクルだと
「羽毛の品質が混ざってしまう」…という点は引っかかります。
グリーンダウンプロジェクトでは、
原則として「ダウン率が50%以上の羽毛製品については
全てリサイクルを行ないます。」との事です。
アウトドア用品などもOKですね(^^
となると、いよいよ様々な物が混ざってしまう。
新品製品の品質保証(品質証明)がしっかりできれば
リサイクルの場合にも分別がしやすくなりますので
そういう配慮がもっとなされる様になれば良いなと思うのは
僕だけでしょうか。
素材の怪しい製品は世の中に山のようにありますからね(笑)
このグリーンダウンプロジェクトの様な活動を通じて
大量生産、大量廃棄という悪循環を断ち切って、
長期的な目線のモノづくりが世の中のスタンダードになる
そんな事を祈ると同時に、自分もそういう意識と行動で
仕事を続けたいなと思います。
そして、一消費者として、ちゃんと物を選んで買おうと
より一層強く思う所です。
皆さんはどのように思われますか?
えっと。
今回の話は「ダウンのリサイクル」いいね!
でした。
いつもながら迷走するブログでスミマセン(^^;
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